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ECサイトにおける購買プロセスモデル - 消費者はどのようにECサイトを見つけ、どのように購買に辿り着くのか

記事チラ見せ

●はじめに

消費者はどのように数多くのECサイトの中から買いたい商品のあるECサイトを見つけ、商品を探し、他のサイトと比較し、購入まで辿り着くのか。ECサイトの改善点を見つけ、どこに問題があるのかを把握する際にそのようなことを考えたことがある人もいるのではないだろうか。

ECサイトの売上を上げるためのコンサルティングサービスを提供する会社は、独自の購買ステップなどのフレームワークを持っていることも多い。今回は、ECサイトにおける購買ステップのフレームワークモデルを紹介し、消費者がどのように購買に辿り着くのか考えていく。


●従来の購買プロセスモデル

従来の消費者の購買プロセスをモデル化したもので著名なものはAIDMA(アイドマ)とAISAS(アイサス)が代表的なものだろう。AIDMAモデルは、1920年代のアメリカで提唱された非常に古いもので、Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)に分けたものだ。インターネットの普及に伴いこのAIDMAモデルでは説明できない部分が増えてきたため、電通が提唱したAISASモデルが登場した。これは2005年に商標登録されたもので、Attention(注意)、Interest(関心)、Search(検索)、Action(購買)、Share(情報共有)に分けられている。

オンラインでの特性として、SearchとShareが分けられていることが特徴的なモデルである。しかし、このAISASモデルは商標登録されていることや、オンラインマーケティングの進化は非常に早いこともあり、各社はそれぞれ独自のモデルを提唱してきている。今回は各社が提唱している購買モデルの中から3つを紹介していく。

記事でご紹介していること

  • はじめに
  • 従来の購買プロセスモデル
  • AFLARモデル - ネットショップ総研
  • DECAX(デキャックス)モデル - 電通
  • 消費者動向に基づく3ステップモデル - エンパワーショップ
  • まとめ
本記事は、エンパワーショップ株式会社が運営する
『eccLab(eコマースコンバージョンラボ)』から提供されております。